12/02の日記

22:41
王子様のキスでは起きれない/ゼロロイ死ネタ
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「はにー」

「ろいど」

「ろいどくん」

「なあ、おきろよ」

ぺしぺしと、ロイドの頬を叩くゼロス。
その姿には焦りが見える。

ちがうちがうちがう。
こんなつもりじゃなかった。
ただ、きれいだとおもった。
しぜんに、てがこのしょうねんのくびに…。

「あああ、あ、」

ころした。
ころした。だいすきだったこのしょうねんを。
まもりたいとおもっていたしょうねんを。

たいようだったんだ。
けれど、まぶしすぎてこわしてしまった。

また、また、ひとりぼっち。

また、おれはいらなくなる。

おれのそんざいりゆうは、このしょうねんだったのだ。

このしょうねんだけがおれを、ぜろすをひつようとしてくれたのに。

みことしてでなく、ひとりのにんげんとして、やさしくせっしてくれて、ひかりをくれたこのしょうねん。

おれが、ころした。

「ああああ、」

こわれたこわれたこわれた。

せかいがこわれてしまった。

ぜんぶ、ぜんぶおれのせい。

「ろいどくん」

ゼロスはロイドの唇に軽く己の唇をおしつけた。

「ねむりひめは、おうじさまのきすでおきるもんだぜ?」

いまからおれさまもそっちにいくから。
そっちできすしたらちゃんとおきてくれよ。

ゼロスはくちもとにえみをたたえながら己の身体を貫いた。



あとにのこるのはめをさまさないねむりひめとおうじさま。



ねむりひめはおうじさまのきすではおきれない。

END
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えーと…死にネタすきです(ぉ

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