12/13の日記
21:41
かまって/志人僕
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「志人くん」
「なんだよ」
「チョコレートが食べたいな」
「ここにんなもんがあると思うか?ああ?」
あるなんて最初から思ってないよ。
ただ、ただね。
「志人くん」
「なんだよ」
「コーラがのみたい」
「水でも飲んどけ!」
ただかまって欲しいだけ。
だから志人くんが返事をしてくれる限り、くだらないことをくだらないと思いながら、言い続ける。
「志人くん」
「……」
「志人くん」
「……」
もう返事をしてくれないのかな。
返事をしてくれないのなら、ここに居ても退屈なだけだな。
そろそろおいとまするか。
僕が立ち上がると志人くんは、びっくりしたように僕を見た。
「どうした?」
「いや…帰ろうかなーと思って」
「………」
志人くんは黙ってしまった。
まあ、さっきまで、志人くん志人くんとくだらないことを連発していた人間がいきなり帰ると言い出したらおかしいと思うだろう。
「……」
「……」
沈黙が続く。
仕方がない。
たまには素直になってやるか。
「志人くん」
「なんだよ」
「かまってほしいな」
「……こいよ」
志人くんは両手を広げる。
僕はひかえめに、そこへ飛び込む。
「なあ」
「なに」
「まだ、居るよな?」
心配そうに聞いてくる志人くんを見て、僕はくすりと笑う。
「君がかまってくれてればね」
「……そうかよ」
ああ、こんなにも愛しいあなた。
僕はあなたを好きでいてもいいですか?
「志人くん」
「大好きだよ」
END
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これは…マイナーなのかな…
志人僕ですよ!!
自分的に、甘々ほのぼのしていて欲しいカップリングですww
志人くんにかまってほしいいーたん。
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