12/24の日記
23:33
かさ/ミツワタ
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「お人好しも大概にさたらどうだ」
俺の家の玄関でびしょ濡れになっているワタルに言う。
「しょうがないだろ」
傘を持ってない子が困ってたんだから。
そう言うワタルに、溜め息をつきながらタオルを投げる。
「それでお前がぬれて帰ってきてどうするんだ」
「傘かした子がぬれないよ」
「お前が風邪ひくだろ」
「傘かした子は風邪ひかないよ」
「違うだろ?!」
怒鳴るとワタルはビクッとして黙った。
なんでコイツは自分より他人なんだ。
自分の事も大切にしたらいいのに。
いや、自分の事を大切にしたらいいのに。
「ミツル」
「何だ」
「ごめんなさい」
俺に謝るワタルに苦笑する。
「……別におこってないよ」
「でも」
「呆れてるだけだ」
「そう?」
まだ少し不安そうなワタルの頭を撫でる。
「早く頭を乾かせよ」
そう言ってワタルに微笑みかけると、ワタルは笑って頷いた。
そんなワタルを見て満足した俺は、ワタルのお人好しを利用してワタルから傘を借りた馬鹿を始末する計画を考え始めることにした。
END
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ミツワタ中学生設定だと思って下さい(ぇ
保護者と子供みたいだ(ぁ
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