12/30の日記

23:36
冬休み/零僕
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今は冬休みのはずなんだ。

成績もそこそことれている僕は補習も受ける必要がないはずなんだ。
なのになんで、僕は補習を受けに来ているんだろう。

「突き合わせて悪いな、いーたん」

かははと笑う零崎に、まったくだよ。と返事をする。
とくに予定はなかったけれど、もしかしたら予定がはいるかもしれないから、と毎日ゴロゴロしながら過ごしていたのに。けして理由なくゴロゴロしていたわけではないのだ。

「嘘はいけないぜ、いーたん」

零崎がつっこんでくる。
読心術をつかうな阿呆。

「かははっ、阿呆だから補修にきてるんだよ」

「うん、それもそうだね」

君は筋金入りの阿呆だよ。
そう言って頷く僕を見て、零崎は席をたって言った。

「そんな筋金入りの阿呆は今から課題を提出してくるぜ」

「……まじめにやったらできるのにね」

「んなの、だるくてやってられねーよ」

かははと笑う零崎を軽く殴る。

「君がまじめにしないから僕の貴重な冬休みの半分がパーだよ零崎」

言うと零崎はまた笑って言った。

「俺と一緒にいれて楽しかっただろう?」

そう言って零崎は僕を残して教室を出た。

のこされた僕は、

「戯言だよ」

と小さく呟いて、気恥ずかしさと共に零崎をまつはめになるのであった。


END
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補習ほど面倒なことはないよ…!!ぇ
学園パロ好きです。えへ。

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