12/31の日記
22:41
A HAPPY NEW YEAR! /零僕
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新年まであと数分。
僕と零崎はだらだらと年越しの時をまっていた。
「なあ、いーたん」
「なんだい零崎」
「初詣には行きたいな」
そう言う零崎に適当に相槌をうつ。
「うん、そうだね」
そんな僕を零崎は呆れたように見て言った。
「あんま行きたくねーだろ」
流石鏡の向こう側。
よくわかっているじゃないか。
「まあね」
零崎は僕を見てため息をついた。
「いーたん人ごみは嫌いだもんな」
「そうだね」
僕の返事を聞いて零崎は、部屋の真ん中にごろんと寝転んだ。
「まあ俺はいーたんと年越しできれば良いや」
そう言う零崎に、僕もそれで充分だよ。と言って隣に寝転んだ。
「かははっ、嬉しいこと言ってくれるじゃねーか」
「戯言だよ」
照れ隠しに言ってやる。
「傑作の間違いだろ?」
零崎は笑って言った。
「まあね」
年越しまでのカウントダウンが始まった。
うん。
今年も大変だったな、来年はもう少しのんびり。
3
2
1
0
カウントダウンが終わると同時に軽い口付けが降ってきた。
不意打ちは卑怯だろう…。
軽く睨んで零崎を見ると奴は笑って言った。
「A HAPPY NEW YEAR!!」
こんな新年の迎え方も悪くないかもしれない、まあ戯言だけど。
「A HAPPY NEW YEAR、零崎」
今年一年、こんな穏やかな時が続きますように。
END
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ちょっとはやめのあけおめ零僕。
ほのぼのかな?
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