01/05の日記

23:26
退屈しないですむんだ/零僕
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「いーたん」

「なんだい零崎」

「すっげー暇なんだけど」

「じゃあ出ていきなよ」
「……」

あ、だまった。
わかりやすいな、ほんと。

こんなにせまい部屋に急に来て、何かあると思うほうが間違っているのだ。
まず僕の部屋に娯楽をもとめることが間違っているんだ。

「いーたん」

「なんだい零崎」

「デートしねー?」

ふむ。そうきたか。
まあ何もない部屋より、少なくとも遊ぶ場所があるそとの方が良いに決まっている。

「…いいよ」

「マジで?!」

零崎は驚いているようだ。
断られると思って誘ったのか。

「まじ」

「っしゃ!」

ガッツポーズをとる零崎をなんだかむしょうに殴りたくなった。

「じゃ、行こうぜいーたん」

「そうだね」

てきとうに相槌をうってたちあがる。

今日は退屈しないですみそうだ。


君といると騒がしくて退屈しないですむんだ。


END
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零僕です。
零僕です…よ?

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