01/08の日記
18:12
リゾット/姫ちゃんといーたん
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「ししょー」
「何だい姫ちゃん」
「姫ちゃんお腹がいたいです」
姫ちゃんは暖房器具がない僕の部屋に居座っていたせいでお腹を冷やしたようだ。
「だったら、いつまでも人の部屋に居座ってないで自分の部屋に戻ってあったかくして寝ること」
さあさあ帰った帰った、そう言うと姫ちゃんは、うりゅーと奇声を発した。
「うう、冷たいです師匠」
お腹が痛いと言ったときぐらい優しく出来ないんですか?
姫ちゃん泣きますですよ!
そう言ってくる姫ちゃんを軽く無視する。
僕の部屋に何もないことを承知した上でいるのだから仕方がないことだ。
でもまあ、姫ちゃんも一応か弱い女の子であって、お腹を抱えてうずくまっているところをみると僕もほうって置けないのだ。
僕は掛け布団を出して姫ちゃんに渡した。
「もっとましなものはないですかししょー」
「うるさい小娘、嫌だったら自分の部屋にもどることだね」
言うと姫ちゃんは静かになった。
大体、勉強を教えろと来たくせに、勉強をまったくしていないのはどうかと思う。
「ししょー」
「なんだい姫ちゃん」
「姫ちゃんリゾットが食べたいです」
「……」
ふむ。リゾットか。
作れないこともないな。
「いいよ」
「本当ですか?!」
「うん」
頷くと、姫ちゃんは至極嬉しそうに笑った。
そんな笑顔を見せられたら、腕を振るうしかないな。
「買い物に言ってくるから留守番よろしくね」
「了解ですっ!」
姫ちゃんはにこにこしながら僕に敬礼した。
そんなに嬉しいのか…リゾット。
このあと僕はリゾットを作ってご馳走してあげたわけだが、姫ちゃんは大袈裟と言って良いほど喜んで2人前分平らげた。
つまり僕のご飯はなかったわけである。
まあ喜んでくれたしいいか。
END
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姫ちゃんといーたん。
この2人のセットが好き。
で、僕姫でなく姫僕(こだわり
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