01/13の日記

22:38
差し入れ/萌僕
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「いー兄、ケーキ如何ですか?」

「どうしたの萌太くん」

ドアの前でケーキの入った箱をもってにっこりと笑った。

「いえ、バイト先で貰ったんです」

それにいー兄、最近ご飯を食べていなかったでしょう?
そう言って萌太くんは、ケーキの入った箱を僕に差し出した。

「そうなんだ…」

まあ上がりなよ、僕は萌太くんに部屋に入るように言った。

「おじゃまします」

萌太くんはぺこりとお辞儀して部屋に入った。
萌太くんは礼儀正しいな。

「お茶…はないや、水でいい?」

そう言って水をさしだすと、萌太くんはありがとうございますと水をうけとった。

「ケーキ、食べても良いの?」

聞くと、萌太くんはどうぞ、とにっこりと笑った。

こんどお礼しなくちゃな。
僕は考えながら美味しくケーキをいただいた。

それにしても萌太くん、僕がご飯を食べていないことを知っていてケーキをもってきたのだろうか。
まあ、どうでもいいか。

END
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萌太くんはいー兄の事をお見通し☆(ぇ

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