01/14の日記
22:50
お前の泣き顔笑えるぜ/零僕
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「なー、いーたん」
扉ごしに零崎に声をかけられる。
「なんだい」
「入れてくんねー?」
「君を呼んだ覚えはないよ」
だいたい、涙で顔がぐちゃぐちゃなのに…まあいいか。
「零崎、こっちから扉が開けられないから勝手に入ってくれ」
返事がない。
「零崎?」
嘘だろ?
信じた瞬間この仕打ち。
突然やってきて、笑わせないと帰れないと言って、あげく僕をほって帰った。
「最悪だ」
呟いた瞬間、ガラスが割れるおとがした。
零崎が涙にぬれた顔で、かははと笑いながらバットを投げ捨てた。
「いーたん」
零崎はツカツカと僕に歩み寄って、手鏡を突きつけてきた。
「見てみろよ、お前の泣き顔笑えるぜ?」
「なにを、」
手鏡を覗きこむと、なるほど、確かに笑えた。
零崎は笑って、僕は笑わなかった。
END
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バンプのラ/フメ/イカーのイメージで零僕(ぉ
ラ/フメ/イカー好きです。
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