02/16の日記

23:03
許さない/零僕死ネタ注意
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「欠陥」

俺の目の前には、倒れた欠陥製品。

嘘だ。
嘘だ嘘だ嘘だ。
信じない。
信じてなんかやらない。

俺は、ぐしゃりと手紙を握りしめた。

「冗談じゃねー」

俺に殺されない奴が、
他の奴に殺されてたまるか。
たとえそれが欠陥本人が望んだ事だとしても。

なんだよその死に顔。
安らかに眠ってんじゃねぇよ。
恋人を置いて逝くなんて、最悪だぜ?

「お前を殺した奴を殺して、お前の所に逝ってやんよ」

手紙の内容は、
手紙の内容は------


たったの二行



------ごめんね。
ちゃんと愛してたよ。



だった。


「何がちゃんと愛してたよだ」

愛してるんだったら、置いて逝くんじゃねぇよ。

とりあえず、
俺が逝ったら、欠陥の事を

「殺して解して揃えて並べて晒してやんよ」


欠陥は、いつものように戯言だと言うだろうか。
その前に俺は欠陥と同じところに逝けるだろうか。

「そんなの関係ねぇ」

俺以外に殺されるなんて、許さない。



END
+++++++
殺せないけど殺してやりたい。

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