03/06の日記

23:54
毎度のごとく/零僕
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「零崎」

「何だよいーたん」

「出ていけ」

僕は零崎に言った。
自分で出来る限りの冷めた声を出した筈だ。
なのに零崎は、かははと笑って僕のそばに来た。

「毎度のごとく、心配してキレてんの?」

「………」

毎度のごとく、か。
そんなに僕を毎回怒らせる零崎も凄いよ完敗だね。
僕は零崎を睨む。

「これは、カッコ悪い話だけどマジに滑って転んだんだよ」

かは、いっちゃった☆
と高い声で言う零崎に消毒薬を投げつける。
当然と言うか何と言うか、零崎は寸でのところでキャッチした。

「消毒してくれねーの?」

「自分でできるだろ」

ちぇっ、と言いながらも零崎は患部を消毒し始める。

「いーたんが毎回心配してくれるならさ」

「俺、毎回怪我しようかな」

馬鹿な事を言う零崎に今度は本を投げる。
ちっ……よけられた。

「いーたん冗談だから」

本はやめて!
叫ぶ零崎に近づき、見下しながら言った。

「今度馬鹿な事言ったら」

絵本さんに突き出すからな。


「スイマセンデシタ」

零崎は深く反省したようだった。


END
+++++++
でも次にいーたんに会うときも怪我してるんだ(ぇ

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