03/17の日記

23:29
綺麗な君に綺麗な花を/兎僕
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今日は何の日だっけ?
僕は目の前にいる兎吊木さんを見ながら思った。

「どうしたんだい?いーくん」

兎吊木さんはムカつくくらいにこにこしている。

「あなたの突然の訪問に驚いているだけですよ、というかなんの真似ですか」

兎吊木さんは、ただにこにこしているだけでなく、真っ赤な薔薇を僕に差し出しながらにこにこしていた。
意味がわからない。
とりあえず部屋に入るよう勧めるが、断られた。
いつもならすすんで部屋に入るのに。

「今日はいーくんにこれを渡しにきただけだから」

そう言って僕に薔薇を押し付ける兎吊木さん。
僕が薔薇を受け取ったのを確認すると至極満足げにこう言った。


「やっぱり綺麗ないーくんには綺麗な薔薇が似合うね」


真面目に言うものだから、僕は気恥ずかしくなってそっぽを向いた。
だって兎吊木さんに戯言は通用しないから。


兎吊木さんはそんな僕をにこにこ見つめていた。



END
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兎僕!
兎吊木さんが恥ずかしい!
このバカップルが!

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