03/21の日記

23:05
指輪/零僕
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「いーたん」

零崎が僕の腕を引っ張った。
何だ何だ、僕は何もしてないぞ…。

「いーたん、それ」

零崎は言いながら、僕の首もとを指差した。

ああ、これのことか。

「零崎がくれたんだろ?」

もらったから、つけている。
それだけの話。

「嬉しいけどよ、指につけて欲しい」

「イヤだ」

控えめな零崎の申し出を却下する。
流石に指につけるのは抵抗がある。

「わざわざチェーン買ってきたんだから、これで我慢しろ」

「かはは、そうだな」

今は我慢するさ。

零崎はそう言って、僕と同じようにチェーンに繋いだ指輪を取り出した。


「考える事は同じだな」

「そうだね」



僕は、楽しそうに言う零崎に肯定の言葉を送った。


END
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珍しくラブラブ(?!)な零僕

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