04/02の日記
23:31
馬鹿みたい!/友僕
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「いーちゃん」
「何だよ友」
「好きだよ」
「うん」
いーちゃんはいつもそう。
いくら好きだと言っても、好きだとは言い返してくれない。
「好きだよ」
「うん」
「大好き」
「うん」
「アイシテル」
「…うん」
たまには好きだと言ってほしい。
例え偽りの言葉だとしても、いーちゃんが私の物であることを確認したい。
「いーちゃんは、」
「玖渚のものだよ」
間を開けず返答された言葉に嘘だと思っていてもホッとする。
「そうだよね」
「うん」
いーちゃんは私の物なんだ。
だから不安がる必要なんてない。
いーちゃんが逃げ出したら、いーちゃんの心の寄りどころを壊せばいいだけなのだから。
くすり、
笑みが漏れる。
「友?」
「なんでもないよ」
くすくす笑う。
笑いが止まらない。
だって、いーちゃんは、私から離れられないのに。
(不安に思うなんて馬鹿みたい!)
END
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友ちゃん視点だと黒さが控えめになりますやっぴー(ぉ
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