04/03の日記
23:34
可愛いところ/零僕
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「今日はいーたんが如何に可愛いか語ろうと思う」
「語るな」
言いながら零崎を殴ると、スパーンと良い音がした。
「いーたんの愛が痛い」
「愛じゃないから」
突っ込むと零崎は、じゃあ何?俺は愛ある暴力しか受けないんですけど。
と、訳がわからない事を言ってきたのでスルーした。
「まあ、気を取り直していーたんの可愛いところそのいちー!」
「…黙れ変態殺人鬼」
僕は言うが零崎は無視して言葉を進める。
「照れるとすぐ殴るところ!」
「……」
お言葉通り殴ろうとするがよけられる。
くそっ、誰かコイツの息の根をとめてくれ。
僕は思いながら携帯を取り出す。
「ふたーつ」
「あ、絵本さんこんにちはお久しぶりです」
もちろん演技だ。
零崎は完璧に騙されたようで固まっている。
「……いーたん?」
ギギギ、と音をたてながらくびをひねり零崎は僕に声をかけるが無視する。
「今から僕の部屋までこれますか?」
そこまで言ったところで零崎は僕から携帯を奪い取った。
「ちょっ、すいませんごめんなさいやめてください欠陥製品様」
土下座する勢いで僕に謝る零崎を見て僕は、偉そうに言ってやった。
「次、ふざけた事したら…」
「しませんとも、いーたん俺がそんなことするわけないだろ?」
最後にかははっといつものように笑い零崎は言う。
「ならいいよ」
所詮、戯言だけどね。
END
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