04/04の日記

22:43
君が守ってくれるから/リボツナ
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「ツナ」

「なあにリボーン」

綱吉はこてんと首を傾げる。
リボーンはそんな綱吉をみて眉間にしわを寄せる。

「お前、いい加減部下を庇うのをやめろ」

そういいながらリボーンは綱吉の方を掴む。

「っ……」

痛そうに眉を寄せる綱吉にため息をつきリボーンは言った。

「お前の盾になるべき部下をお前が守ってどうするんだ」

「だって」

なるべく、誰にも死んでほしくないから。
そう言う綱吉にリボーンは、綱吉に銃をむける。
本来なら、ボスにこのような行為は許されないが、家庭教師として、綱吉に覚えさせるために脅すように言う。

(んとに…仲間想いっつーかお人好しっつーか)

それでも、それでもこれは家庭教師として言っておかなければならない。

「お前が死んだら、もっと多くの部下が傷つく」

ボスがいないマフィアなんて死んだも同然。

「だから無茶すんなダメツナ」

見捨てなければいけないときは、切り捨てなければならないときは必ずくるのだから。

「甘いことばっかり言ってんじゃねぇ」

「……うん」

綱吉の返事をきくとリボーンは銃を下ろし部屋を立ち去ろうとする。
が、綱吉の声に振り返る。

「でも」

「あ゛?」

「でもリボーンが守ってくれるでしょう?」

綱吉が綺麗に笑って言うものだから、リボーンは口の端をあげ軽く笑った。


「まったく、とんでもないボスに育ったもんだ」


その言葉に綱吉はえへへと笑った。


END
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綱吉の日おめでとう!

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