04/08の日記
22:52
貴方を悲しませたくなどない/獄→ツナ
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「十代目」
「ちがう」
「さ、わださん」
「ちがーう」
「つ、つな、よしさん」
「おしいっ」
十代目はうーんと唸りながらいった。
「無理っスよ十代目」
「あ、また!」
「っさわださん」
だから、ツナで良いってば!
むーと頬を膨らましながら言う十代目が可愛くて俺は十代目を抱きしめる。
「ごっ、ごくでらくん?!」
十代目の焦った声に俺は十代目を離した。
「す、すいません十代目!」
顔を赤くする十代目が可愛くてまた抱きつきそうになるが抑える。
「すいません十代目!」
本当にすいません!
俺が必死に謝ると十代目は苦笑いしながら言った。
「ごくでらくん、おれ、ちゃんと友達になりたいんだよ」
「はい」
「でも、無理ならいいや」
悲しそうに笑う十代目に俺は何も言えなかった。
すきだと伝えるなんてできなくて、友達になりたいと言われても、友達になれる事しかできない。
(なさけなねぇ…)
あなたをかなしませたくなどないのに。
END
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へたれごくでら
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