04/14の日記
22:55
ありがとうさようなら/零僕前提友僕死ネタ
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「僕は、うまれてきちゃいけなかったんだ」
周りの人を、巻き込んで巻き込んで巻き込んで巻き込んで巻き込んで、それでも生き続ける僕は、きっとうまれてこなければよかったんだよ。
零崎はどう思う?
憔悴しきったいーたんにそう聞かれて俺は正直ムカついた。
「戯言吐いてんじゃねぇよ」
馬鹿じゃねぇの。
じゃあ、人を殺してる俺はどうなるんだよ。
いーたんより質わりぃじゃねぇか。
言うといーたんは失笑した。
「随分と傑作だな殺人鬼」
「戯言だろ」
「そうかもね」
いーたんはそう言うと顔をふせた。
おいおいまじで何があったんだよ。
「いーたん」
「なんだい零崎」
「俺はいーたんの事すげぇ好き」
「………」
「一緒に居られないけど愛してる」
「………」
「そばに居られないけど、ずっと思ってる」
いーたんは顔をあげた。
やっと俺のほうを向いたいーたんの顔は酷く歪んでいてかなり驚いた。
「もう、遅いよ」
「は?」
俺が戸惑っているといーたんは続けて告げる。
「もう、駄目なんだ」
そして
絞り出すような声で
いーたんは、
死刑宣告を告げた。
「僕は、友のところに………」
酷く切なく笑い、いーたんは言った。
すきだった。
あいしてた。
こうするしかなかった。
こうかいしてる。
戯言にきこえるかい?
でも本心だよ。
俺は混乱しながらいーたんを見つめる。
あいしてた
これからもあいしてる
だからわすれないで
好きだよ。
いーたんは、最後に綺麗に笑って俺の前から消えた。
(その後、いーたんを探しに飛び出した俺は、狂気に満ちた笑いと静かに眠るいーたんをみた)
END
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中途半端いーたん死ネタ。
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