05/03の日記

23:36
一生離したくないくらい可愛い君/零僕
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「いーたんらぶー」

「…………」

いーたんはあげた顔を下げてまた本を読み始めた。
ああ!
一時間かけてやっと顔あげてくれたのに…。

「いーたん?」

「なんだい」

「顔あげて?」

「嫌だ」

「………」

この会話をまた一時間続けるのか…。
俺は泣きたくなった。

「いーたんってば俺の事好きな癖に素直じゃない」

「なっ!」

ボソッと言った俺の言葉に反応していーたんが顔をあげた。
いーたんの顔は真っ赤だ。

「いーたん…!」

「なんだよ」

感動して叫ぶといーたんは投げやりに返事をした。

「照れなくてもいいじゃねーか。」

俺が言うといーたんは、戯言だよと言い返した。

いつも通りの反応。
いつもならここで引き下がる俺だが今日は違う。
思いきっていーたんに抱きついた。

「…っぜろざき!」

「いーたん愛してる」

「うん」

照れたように返事をするいーたんが可愛い。

「いーたんは?」

「あっ…あい、してる」

ぎゅっと抱きしめ返してくれてボソッとつぶやくいーたんが可愛くて俺は腕の力を強めた。


一生離したくないくらい可愛い君。




END
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リクエストありがとうございました!
ツンデレいーたん(どこが
「なんだよ」

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