05/05の日記
23:39
愛を下さい/狐僕
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最近、狐さんは僕に会いに来なくなった。
少し前まで、毎日のように来る狐さんにうんざりしていたけど来なくなったら来なくなったで気になる。
「なんでこんなに気にしてるんだよ」
馬鹿馬鹿しい。
傍観者は何者とも必要以上になれ合わないのではかったのか。
犠牲を出さないために、世界から孤立した筈だったのに。
「狐さんのせいですよ」
狐さんが一緒なら、玖渚も出し抜ける気がした。
何せ人類最悪が味方なのだ。
世界に戻れる気ががした。
でも、やっぱり駄目なのだ。
狐さんは、一緒に居てくれるけど味方だと言う確信はない。
狐さんの中では、僕と狐さんは今でも敵同士なのかもしれない。
狐さんなら
「愛してくれると思ったのにな」
なんの確証もないけれど。
「戯言だよな」
「おいおい、何が戯言なんだおにーちゃん」
僕がつぶやくと頭の上から声がして、見上げて見るとニヤニヤ笑っている狐さんがいた。
「…狐さん」
「ん?どうしたおにーちゃん」
「抱きつかないで下さい」
僕が言うと狐さんは、嫌だ。と言った。
そして
「愛してほしいんだろ?」
たっぷり愛してやんよ。
そう言ってキスを一つ落としてくれた。
少し離れただけで寂しくなって、近づいたら不安になる。
それくらい、振り回されるくらいに愛してます。
END
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リクエストありがとうございましたv
狐僕好きです(´∀`)
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