05/06の日記

23:35
始まり/零→僕
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欠陥製品と人間失格、なんて滑稽な組み合わせなんだ。
よりによって、こんな奴が俺の対なのか。
かはは、傑作じゃねーか。

戯言遣いと殺人鬼。
厄介な事になってしまった、何がうれしくて殺人鬼とよろしくしなければならないんだ。
どうせなら、鏡の裏側は可愛い清楚なメイドさんがよかった。
…戯言だけどね。

「欠陥製品」

「なんだよ殺人鬼」

「とりあえず、俺らは対なんだからよ」

仲良くしようぜ。
そうにこやかに笑う彼を拒絶すべく僕は口を開いた。

「生憎、君なんかに付き合ってられないんでね」

「かはは、ひでぇな」

「酷くないよ」

他人となれ合うつもりはないんだ。
言い放ち、僕は、殺人鬼から遠ざかる。

これからこの人間失格な殺人鬼に追いかけ回されるとも知らずに。



END
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リクエストありがとうございました!
零→僕でした(^ω^)

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