07/04の日記
19:45
変態vs戯言遣い/双僕
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「君が、いーたんかい?」
「………まあ一応」
久々の来訪者に、また零崎かな…とげんなりしながら扉を開ければ、
身長が高く、手足が異常に長くて、背広にネクタイ、オールバックに銀縁眼鏡の男が立っていた。
僕は少しびびって、一歩後ろに下がる。
「うふふふ、怖がらなくても良いんだよ」
うふふ、と笑いながらにじりよってくる男に僕は恐怖を覚える。
「あの…どちらさまですか?」
勇気を出して、名前を聞けば、男は「ああ、自己紹介がまだだったね」とにこやかに言った。
「はじめまして、零崎人識の兄、零崎双識です」
ああ、この人がアイツの兄貴かだから変な人なのか。
失礼極まりない自己解釈をし、僕は零崎の兄と向き合う。
「で、今日はどのようなご用件で?」
「いやいや、用事なんてないんだよ」
ただ、妹の次はまた弟かなー…なんてね。
僕は、ボソッと何かをつぶやいた零崎兄に目を向ける。
「…何か?」
「うふふ、うふふふ、何でもないよ」
「そうですか?」
「ああ、それにしても君は綺麗な顔をしているね」
「は?」
にっこにこしながら何を言うんだこの人は。
変態だ、零崎一賊には変態しかいないのか…!
「ねぇ君、僕の弟にならないかい?」
「………」
これは遠まわしな零崎一賊への勧誘だろうかそうに違いない、まさか弟にならないかいなんて本気で言う人間なんて居ないだろう。
「うふふふ、肌も白くて女装も似合いそうだ」
「メルアドを教えてくれないかい」
「…………」
この瞬間僕がドン引きしたのは言うまでもない。
この後も、零崎兄は二時間近く居座り、自分の変態さを僕にアピールして帰って行った。
帰り際に、またくるよ。
と言った零崎兄に
「もう来ないでくれ」
と切実に思う僕だった。
END
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わたしの中で一番変態なキャラ(双識さん)×いーたん
ていうか双+僕(ぁ
双識さんのキャラが掴めず残念無念なことになってしまいましたが楽しんで呼んで頂ければ幸いです^^
リクエストありがとうございました!
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