07/05の日記

21:31
みんなみんなあなたのため/森田さん受
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「わたし、まやまのことすきじゃなかったの」

「………」

ああ、ついにこのときがきてしまった。
突然の山田の発言に、竹本とはぐちゃんは固まる。

「わたしね、森田さんがすきなんだ」

えへへ、と笑って山田は言った。

「ずっと、ずっと前から森田さんが好きだったんだ」

でも気付かないフリしてた。
だって、近寄りがたいって言うか、大事に大事にしたかったんだもの。
みんな一緒でしょ?

ああ、俺達が隠してきた感情が今暴露されるのだ。
山田は、もう言い終わったようだ。
次は、俺かな。

「俺も…」

「俺も理花さんより、ずっとずっと森田さんが好きだ」

性別なんて関係ない。
ただ、出会った当初から惹かれていた。
ただ、それを紛らわすために理花さんを想っていた。

山田は、ふふ…と笑った。
竹本は口をパクパクさせて居るが、はぐちゃんは意を決したように口を開く。

「わたしも、森田さんが……すき」

初めてあったとき、空気のようで掴めない人だと思った。
思っていたかった。
だって、だって、

「この気持ちに気付いたら、戻れない」

だけど、もう隠してる意味ないね?
はぐちゃんは竹本に微笑みかけた。
それをみた竹本はあきらめたように口を開く。

「いつか、誰かが言い出すと思ってた」

だって俺達全員、出会ったときから森田さんに惚れてるから。

「俺は、はぐちゃんじゃなくて森田さんが好きです」

初めは変な人だと思ってた。
だけど、あの人の自由さとか、無邪気さとかに憧れて、いつの間にか好きになってた。

言い終わると竹本は
「あー、言っちゃった」
と呟きソファに寝そべった。
はぐちゃんはそれをみて笑って、お茶を入れようと山田を誘った。
山田は、それに頷くと一瞬だけ俺を見て、口パクでこう言った。

言っちゃったね

それに頷き俺は竹本が寝そべるソファの端に腰掛ける。

「言っちまった」

あーあ、森田さんは、すべてを暴露しあって普通の友人にもどった俺達を見て何を思うだろうか。
理由をしったらどんな顔をするだろうか。

きっと
悲しい顔をするだろう。

秘密を共有しあった俺達は、森田さんを悲しませないために演技をつづける。


だって

(あの人の幸せが僕らの幸せ)


END
++++++++++
なんか色々違うけど
森田さんは愛されるべきだ!!!!

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