09/02の日記

23:52
ある晴れた日のこと/零僕+出
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「な、っにしてんだ!!」
零崎は出夢くんを睨みつけながら叫んだ。
出夢くんはぎゃはははと笑いながら、僕の額に軽い口付けを送った。


なんというか、まあ
非常に困ったことになった。

うたた寝をしていて、気がついたら出夢くんが僕のうえに馬乗りになっていて、最悪なタイミングで零崎が登場した。
そこで冒頭に戻る。

「っおい!いーたんから離れろ!」

「ぎゃははは、無理☆」

「死ね、今死ねすぐ死ね消えろ」

軽く殺気を放つ零崎を出夢は鼻で笑いながら僕に話しかけた。

「お兄さんは零崎より僕がいいんだよね?」

「………や、あの」

可愛さとしては出夢くんのほうが可愛い。
だが一応、一応恋人同士な零崎を前にそんなことはいえない。

「おにーさん?」

返答につまっていると笑顔ですごまれた。
すごく怖い。
だが零崎の機嫌をそこねるほうが怖い。

「零崎の方が、イイ…かもしれない」

それを聞き、出夢くんは残念そうに僕のうえから退いた。
惜しいことをしたかもしれない。

「……いーたん!」

感極まった零崎は起き上がった僕に抱きつき、消毒だと言いながら額に口付けを落としてくる。
零崎と僕のやりとりを見て、
出夢くんはつぶやく。

「やっぱりさっさと襲っちゃえばよかったな」


そんな恐ろしい独り言を残して出夢くんは華麗に去っていった。
僕は独り言は聞かなかったことにして出夢くんを見送った。

(ああ、どうか僕に平穏を!)


END
++++++++
リクエストありがとうございました!
零僕+出でした!
久々すぎてキャラがつかめないうえgdgdに…。
でも書いてて楽しかったです!

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