10/01の日記

23:42
わがまま/萌僕パラレル
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「おかえりなさい、いー兄」

僕が学校から帰ると萌太くんがにっこり笑って迎えてくれた。
いつもなら崩子ちゃんもいるのに今日はひとりだ。

「崩子ちゃんは?」

「崩子は部屋で寝ています」

「ふーん」

僕が納得していると、萌太くんはグイグイ僕の制服の裾を引っ張ってきた。

「いー兄、遊んで下さい」

「え」

「だめですか?」

「いいけど」

今は12月。
当然外は寒くて、萌太くんはコート・マフラー・手袋着用。
そんな中遊んで風邪をひかないだろうか。
そう考えている間にも萌太くんは僕の手を一生懸命ひっぱり「僕は公園に行きたいです」と言う(その姿がすごく可愛かった)。

「いー兄、やっぱり、いやですか?」

僕を見上げながらそう言う萌太くんに僕は「そんなことないよ」と答える。

そして僕は普段わがままを言わない萌太くんの可愛いわがままを聞くべく、公園へと向かったのだった。


END
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珍しく萌+僕パラレルでした。
萌太6歳 いーたん16歳
みたいな、ね!←

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