10/21の日記

00:01
どうか聞いて下さい/古キョン
---------------

「キョンくん、君は失望しますか?」

古泉はいつもの笑みを少しも崩さずに言った。
何のことだ。
訳がわからない。

「今から僕がすることが、世界を破滅へと導くかもしれない」

それでも、君は失望しませんか?
古泉は俺を真っ直ぐ見つめた。
失望なんて、この世界に俺はとっくに失望してるぜ、ハルヒやお前等に出会えた時点で少し見方が変わったがな。

「君らしい、と言えば君らしい答えだ」

古泉はくすくす笑った。
キョンくん、僕はね、君が好きなんですよ。

「は、」

なにを。
俺が目を白黒させていると古泉は俺にキスを落として囁いた。

「僕は君を愛しています」

そして、「涼宮さんにバレたら大変ですから黙っていてくださいね」と言って去っていった。

なぜハルヒにバレたら大変で世界が破滅するのかわからない。
が、まあ、ハルヒが男が男を好きになるのが許せない人種だったら失望して世界を無意識に作り替えてしまうかもしれない。

というより

「俺はどうすればいいんだよ」


立ち去って小さくなっていく古泉の背中を見つめその場にしゃがみこんだ。

愛しています。だと?

「馬鹿が」

俺もだよ。

俺はその場にしゃがみこんだままつぶやいた。



END
++++++++
初古キョン
話が読めてるのか読めてないのか微妙だ←

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ