11/01の日記
23:51
がんばろう/山ツナ
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「本当は、今日部活あったんだ」
山本はばつが悪そうに言った。
彼がこんなに行き詰まるなんて思ってもみなかった。
だって俺が知っている彼は、頼りになる人気者で野球部のエース、そんでもって俺の親友(関係ないか)。
「帰りゲーセン行かねー?」
山本がへらりと笑いながら言った。
「ゲーセン?」
部活は?
まさか山本に限ってサボりなんてことはないだろうと思いつつもたずねる。
「今日は部活休みなんだ」
だからツナと遊ぼうと思ってさ。
山本はいつもの笑顔で言った。
「そっか、それならいいよ」
だから一緒に遊んだのに、帰り道山本がポツリともらした真実。
スランプに陥っていて息抜きがしたかった山本。
別に怒ろうなんて思わない。
でも…
「明日はがんばって部活しなよ?」
俺はがんばってる山本が好きだな。
へらり、笑いかけた。
我ながら呆れるくらい気の利かない台詞。
でも本心だ。
俺の言葉を聞いて山本は、いつものようににかっと笑って「おう」と返事をした。
END
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山本がサボりなんてありえない!←
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