11/03の日記

23:40
ごめんなさい/萌僕
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いー兄と喧嘩して2日。
いー兄も僕もつまらない意地の張り合いで顔をあわせようとしていない。
喧嘩の理由は…ふせておきましょうか。

僕も強く言いすぎたかもしれない。
それにいつまでも、いー兄を放っておく訳にもいかない。
だから今回は僕が折れて、(顔は会わせ辛いので)いー兄に電話することにした。

「…もしもし?」

すこしかすれたいー兄の声。

「いー兄?」

「…もえたくん」

「いー兄僕が悪かったです、すいませんでした」
「………」

僕はケータイを片手に立ちあがった。
そしていー兄の部屋の前にたつ。

「いー兄、ごめんなさい」

今、部屋の前にいるんで開けて下さい。
無言のいー兄にただ扉を開けてくれる事を祈りながら声を絞り出すようにして言う。

「………ちょっとまって」

いー兄の返事にほっとした。
どうかそれ以上泣かないで。
つぶやき、いまさらながら自分のしたことに腹が立つ。
いー兄が一番つらいのに、つまらない意地をはって1人にしてしまった。なんて最悪だ。

いー兄の部屋は目の前にあるのに、いー兄との距離はこんなにも近くて遠い。

がちゃり、
扉が開いた。

中からは、目を真っ赤にしたいー兄。

「ごめんなさい」

「僕もごめん」


僕は、そう言ういー兄を精一杯抱きしめた。
いー兄はその行動を甘受してくれた。

「今日は1日ずっと一緒に居ますから」

泣かせてしまってすいませんでした。
そう言う僕にいー兄は一言、いいよと言ってくれた。


END
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喧嘩の内容は友ちゃん。
長くなりそうだからカットカット(こらこら

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