12/03の日記

23:35
お姫さまの憂鬱/零僕
---------------

何だかんだでお付き合いを開始して、何だかんだで一線を越えてしまった僕と零崎。
事を終えたあと何だか、やるせない気持ちになるのは何故だろう。

「いーたん大丈夫か?」

ジーパンだけはいて、部屋のすみで三角座りしていた僕の顔を覗きこむ零崎。
いつの間に近づいてきたのだろう。

「そんなに痛かった?」

「それもあるけど」

戻れない気がして。

我ながら女々しい事を言ってみた。
声に出すと、なんだか悲しくなる。
零崎のことは大好きだ。
言ってやらないけど愛してる。
でも、だから、ただの同じサークルに所属している友人でいたほうがよかったのではとも思う。

「いーたん?」

マジでどうした?
心配そうに僕を呼ぶ零崎。
前髪をかき上げて困った風に笑う。

畜生。
そんな仕草好きだ。
そう思ってしまう僕は相当末期。

「零崎、」

黙って抱きしめやがれ。

その言葉に零崎はクスクス笑った。


「了解しました、お姫さま」



(彼の腕の中は酷く心地よかった)

END
++++++
普通に零僕。
2人とも大学生

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ