12/08の日記
23:42
手紙/?×銀←神楽
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「銀さん、手紙来てますよ」
新八が銀ちゃんに手紙を渡すと、銀ちゃんはダルそうに受け取って差出人を見た。
そして
(……あ)
フワリと綺麗に綺麗に笑った。
新八は、なーににやけてるんですか。と呆れていたけど、私は差出人を知っていた。
銀ちゃんの笑顔の訳を知っていた。
(絶対、あいつネ)
あいつからの、手紙のせい。
銀ちゃんは、すぐにいつもの顔で手紙を読み始めたけれど、だんだんと笑顔になっていた。
(ムカつくムカつくムカつく)
いつも側にいるのは私なのに、あいつにはかなわない。
たまにくる手紙だけが銀ちゃんを幸せにしている。
新八もきっと気づいているし、きっと同じ気持ちだ。
(たまに手紙寄越すくらいなら、会いに来へばいいアル)
そしたら、そしたら銀ちゃんは悲しまないのに。
私がどんなに銀ちゃんを好きでも、銀ちゃんを幸せにできるのはあいつだけ。
(くやしい)
銀ちゃんが好きなら、銀ちゃんを独り占めするなら、ちゃんと銀ちゃんを幸せにしてよ。
END
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