12/08の日記

23:42
手紙/?×銀←神楽
---------------

「銀さん、手紙来てますよ」

新八が銀ちゃんに手紙を渡すと、銀ちゃんはダルそうに受け取って差出人を見た。

そして

(……あ)

フワリと綺麗に綺麗に笑った。
新八は、なーににやけてるんですか。と呆れていたけど、私は差出人を知っていた。
銀ちゃんの笑顔の訳を知っていた。

(絶対、あいつネ)

あいつからの、手紙のせい。
銀ちゃんは、すぐにいつもの顔で手紙を読み始めたけれど、だんだんと笑顔になっていた。

(ムカつくムカつくムカつく)

いつも側にいるのは私なのに、あいつにはかなわない。
たまにくる手紙だけが銀ちゃんを幸せにしている。
新八もきっと気づいているし、きっと同じ気持ちだ。


(たまに手紙寄越すくらいなら、会いに来へばいいアル)


そしたら、そしたら銀ちゃんは悲しまないのに。
私がどんなに銀ちゃんを好きでも、銀ちゃんを幸せにできるのはあいつだけ。

(くやしい)

銀ちゃんが好きなら、銀ちゃんを独り占めするなら、ちゃんと銀ちゃんを幸せにしてよ。


END
+++++++
相手は辰馬か高杉←

前へ|次へ

日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ