01/04の日記
23:28
君なしじゃ生きていけない!/波音鷹
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「たかみたかみ鷹見!」
叫びながら抱きつくと、鷹見は予想通り嫌そうな顔をして俺から離れた。
「なんじゃ?」
うるさいから叫ぶな。
それに、保健室では静かにしろ。
そう言うと鷹見は、手元にあったボールをいじり始めた。
「お前っ、倒れたって!」
だから廊下を必死で走ってきたのに。
「…倒れたうちに入らん」
ふいとそっぽをむく鷹見。
俺が怒ると思っているのだろうか。
「よかった」
「は?」
「元気そうで、」
鷹見が倒れたと聞いて、気が気じゃなかった。
軽い貧血だと聞いても、本人を見るまで、生きている気がしなかった。
「本当によかった」
俺は、本当に安心して鷹身を抱きしめた。
鷹見は困ったような顔をして俺を抱きしめ返した。
「そんなに必死にならなくても」
わしはいなくならん。
そう言ってそっぽを向いた鷹見を見て俺は笑った。
(鷹見は全てお見通しなんだな)
お願いだから心配させないで
(鷹見なしじゃ生きていけないんだ)
END
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つかいまわs(すいません!
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