01/06の日記
23:26
ずるい/波音鷹
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桐島くんが鷹見くんを見えるようになってから、桐島くんは俺と行動するようになった。
「琴吹っ!」
時間ある?
休み時間のたびにそう言ってきて、桐島くんはすごく楽しそうで、鷹見くんもよく笑うようになった。
(…俺だけにしか見えなかったのに)
俺に会いにきて、鷹見くんとずっと会話するってないよ。
鷹見くんのこと、最初から見えてたわけじゃないのに俺からとらないでよ。
(ずるい)
鷹見くんに触れるのが俺だけなのがまだ救いかな。
鷹見くんの球をずっと受けてたと知って、すごく喜んでた桐島くんに笑いかけてた鷹見くん。
(やだな)
そんな顔も、俺以外には見えなかったのに。
「こんなのってないよ」
俺は小さく呟いた。
END
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別館のつかいまわし(殴
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