07/12の日記

00:33
直球に伝えてるんだって!/零僕
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「いーたんが好きで好きで、好きすぎて」

おかしくなりそうだ、言いながら零崎は笑った。
まったくもって笑えない。僕は零崎を見上げ肩をすくめた。
同時にベットが軋む。

「いーたん、好きなんだ」

顔を歪ませる零崎にため息交じりに尋ねる。

「お前は好きな相手を許可なく押し倒すのか零崎」

「かはは、どうせ許可なんてくれないだろ?」

「まあね」

答えて、さてどうするかと考える。
許可をとる気はないらしい。
まあ、零崎に押し倒される形になっているが、零崎は何をするでもなく僕を見下ろしているだけだから勢い余って解される事はないだろう。

(好き、ね。)

零崎が僕に向ける好き、は行き過ぎた友愛だろうか。
(僕と零崎は友人なのかすら謎だけど。)

零崎の気持ちも行動も理解不能だけれど、ただ、泣きそうに歪んだ零崎の顔は不安気で放っておけなくて、つい手を伸ばした。

「少なくとも、君のことは嫌いではないよ」

零崎が困ったような笑ったような微妙な顔をして、傑作だと呟き僕の瞼に唇を近づけた。

「やっぱり、いーたんはわかってねえな」

目を瞑っていたせいで、今度は零崎がどんな顔をしたかわからなかった。


END
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零僕のつもりで書いていたのにすごく零→僕くさいですね。
いーたんが鈍すぎます先生←

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