01/18の日記

22:32
家族/零+僕
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※いーたんがちびっ子で零崎に拾われてるIF設定




「いーたんっ!」

俺はやっと見つけた弟分にかけよると抱き上げた。
寒い中ずっとその場所に居たようで、体が冷え切ってしまっている。

「心配したんだぞ?兄貴たちも探してる」

帰ろう。
言うといーたんは、首を傾げた。

「どこに?」

「どこにって…家にだよ」

「お家?…帰っていいの?」

「いいに決まってんだろ?お前の家だ」

「そっか」

いーたんは嬉しそうに笑って俺にしがみついた。

「ひーちゃんおんぶ!」

「はいはい」

いーたんを一旦地面に下ろしおんぶしてやると、いーたんは後ろからぎゅうぎゅう抱きついてきた。珍しい。いつも何も言ってこない弟分の小さなわがままだから嬉しいのだけれど、何があって家に帰らなかったのかを話してくれないのが少し寂しい。甘えて誤魔化されるよりも、辛いことを全部教えてほしいのに。

「いーたん」

「何?」

「兄ちゃんのこと好きか?」

「うん!ひーちゃん大好き!」

「そっか」

良かった。
かはは、と笑うといーたんは、どうしたの?と問うてきたが何でもないとかえした。

家に帰ったら兄貴たちに連絡をいれて、少し怒ってから、みんなでこの愛情を知らない子供を愛してやろう。
早く、自分たちは家族なんだとわからせてやろう。

(君はとっくに家族なんだよ)


END
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久々更新!
零+ちびっ子いーちゃん
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