01/02の日記

22:49
だって好きだった/出→僕
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零崎の口から出るのは、可愛いあの人の事ばかり(しゃべったこともないあの人のことを沢山知っているのは、きっと零崎のせい)。
でも、ここ最近聞くのは、会いたいだの触りたいだの零崎の欲求ばっかり。会いたいんだったら授業の空き時間とか今まで会ってたんだから会えばいいじゃん、とあの人とすれ違ったとき言ってやったら、指輪資金を稼いでる間は会わねえ!計画をバラしちまったら楽しみが半減だからな!とか自分の都合しか考えてない答えが返ってきたっけ(あの人が寂しそうな顔でこっちを見てるのに気付いてあげなよ)(僕を差し置いて、あの人に想われてるなんて、ムカつくから言ってやらないけど!)。
ただ今日は違った。だらしなく頬を緩め、にやにやしながら、聞きやがれこのやろう!と。久しぶりに幸せオーラ全開の零崎がきた。僕は悟った(ああ、上手くいったんだ)。

なんだかんだで、あの人も零崎にベタ惚れなんだ。でも、もし、あの3ヶ月で僕が声をかけて、寂しがっているあの人の心に付け入れたら、今頃幸せそうに笑っているのは僕だったのかもしれない。
そう考えるとなんだかムカついたから、とりあえず零崎を蹴飛ばした。


(もしも、なんて考えても無駄だけど)(やっぱり、考えてしまうんだ)

だって好きだった


END
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現代パロ後日談
出夢サイド
ちょっとしてからいーたんと仲良しになるんだきっと

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