01/08の日記

23:22
約束/零→←僕
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※大学生パロ!



俺は今、困っている。
どう困っているかというと、機嫌が悪い出夢と遭遇したとき並に困っている。
昨日は、サークルのメンバーで飲み会だった。しかし、二次会の居酒屋に到着した後からの記憶がまったくない。

「・・・・・ちょっとまて」

頭が痛い。二日酔いの頭痛じゃないことはたしかだ。一体全体、何故、彼が隣に寝ているのだろう。俺は自分の隣ですやすやと眠る、彼を見た。
服は着ている。よし。いや、着てなかったら焦るんだけど。無理やりやっちゃった?てっことになるんだけど(密かに彼を想っていたりするのだが、なんせ彼は高嶺の花で、しかも、なかなか俺の事を嫌っている)。
(ほかに確認するところは・・・・。)
考えて、ふと彼の顔えを覗き込んで、思考が停止する。
(綺麗、だ)
彼の顔はとても整っていて、いつもは俺を冷たく射る眼差しがまぶたの下に隠されていて、とても穏やかな寝顔で、思わず見惚れた(だって俺は、険しい顔しか知らない)。
やっぱり、好きだなあ、と思った。いくら邪険に扱われても、報われない思いでも、好きなものは好きなのだ。そんな彼が隣で寝ているのだ。しかし、ここで手を出すほど落ちぶれてはいないし、第一彼にこれ以上嫌われてはたまらない。とりあえず、彼が目を覚ましたら事情を聞こう。大方、自分が彼をひっぱりこんでしまったのだろうけど(あれ、これ、嫌われたんじゃね?)。
とりあえず、もう一眠りしよう。もしかしたら夢かもしれない。そうだこれは夢だ。
そう思い、目を閉じようとすると、隣で寝ていた彼が、もそもそと動いた。

「・・・・・・・・あれ、」

「・・・・・い、いーたん?」

焦って、声をかける。いーたんは、覚醒しきっていないようで、ぼーと天井を眺め、それから俺のほうを見た。

「こ、こここ、これにはワケがあってだな!」

どもる俺を見てたいーたんは、予想に反して、にっこりと笑った。
(か、可愛い・・・・!)
間近で、恐らく多分きっと、初めて見たいーたんの笑顔に俺は、年甲斐もなく顔に熱が集まるのを感じた。

「ほら、零崎、本当だっただろ?」

「・・・・へ?」

「酔っ払って、バツゲームで言わされたんじゃなくて、本当に、すきなんだよ」

「なに、え、いーたん?」

「ちゃんと側に居るから、約束まもって、ね」

そう言って、いーたんはまた眠りについた。とりあえず、状況についていけない俺は焦った。いーたんの笑顔に焦ったし、告白にも焦ったし(多分、飲み会の席でも告白されているだろうことを覚えていない自分がなさけない)、やっぱり、どうしてこんな状況なったのかいまいちわからないし、いーたんの言う約束が、思い出せない。

(・・・・・やばいよなあ)

いーたんの寝顔を見ながら考える。
もし約束を思い出せなかったらとりあぜず、彼は酷く悲しむだろう。それは避けたい。だから、今から彼が起きるまで、死ぬ気で昨日の出来事を思い出さなければいけない。
といあえず、情けない話だが、昨日一緒に飲んでいた友人たちに頼ろうと、ケータイを握り締めた(殺される、かもな・・・)。



END
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この前更新したのとは別設定の大学生パロ。
零→僕と見せかけ零→←僕
いーたんが、酔った勢いで告白したら、ぜろりんが、うそだだったら俺と一晩(性的な意味は無く)寝てみろよ!ってなってお泊りしたんじゃないかなあ。ああ、もう、なんか、中学生か!みたいなぜろりんが好き!←
約束は、なにかあっていーたんがぜろりんから離れていきそうになっても、ちゃんとぜろりんが、ひきとめてだきしめて安心させてあげて、居場所をあげる。みたいな・・・!
何かに依存して執着しちゃう、重たいいーたんとそれをどーんと受け止める男前ぜろりんがかきたかったんです。
また、続き、かきたいなあ^q^
やっぱ原作沿いがいいですかね?このまえのパロがわりと好評だったので調子のって書いてみました。
すいません、あたし、パロ書くのだいすきです・・・・!!

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