02/06の日記

23:29
土曜日/零+僕
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※学パロ!




あの後、あのこからメールがきたのは夜になってからだった。しかも、今日はありがとうございました。1時に○○駅前でまっています。と言う絵文字も何もついていない、なんともそっけない文章。だけど俺はそんなメールで幸せな気分になった。いくらそっけない文章でも、明日会える事には変わりないのだと、そもそもメールがきただけでも嬉しいのだと、1人でにやにやしながら眠りについた。
かなり早い時間に眠りについたし、今日は早起きしてあのこと遊ぶ予定を立てようと思っていた。
なのに、俺はいま全速力で走っていた。ジーパンに財布をつっこんで、ケータイ片手に家から駅まで猛ダッシュだ。気がついたら12時30分だったのだ。予定が狂うどころの話じゃない。幸い、家から待ち合わせの駅までが近いので、大遅刻ということにはならないが、やっぱりかっこよく登場したかった。10分前には到着して、余裕でをもって相手を待ちたかった。そんなことを思いながら駅まで走って、改札の前でゼーハー言いながらキョロキョロしていると、あのー、と控えめに声をかけられた。思わず、返事をする声が裏返った。服装の乱れを軽くなおしながら振り向くと、制服姿のあのこが立っていた。お嬢様学校は土曜日も授業があるのか、ととくに疑問には思わなかった。

「遅刻してゴメンッ!」

勢いよく頭を下げて謝ると、女の子は、全然待ってないから大丈夫と、くすりと笑いながら言った。くすりと笑ったと言っても、基本ステータスが無表情なのか、あまり大きく表情は変わらないけれど、俺にとっては最高の笑顔だった。もしかしてあんた天使?なんて思ったりしちゃうあたり重症かもしれない(いやでも超かわいいの!)。
とにかく会話しなければ、と俺は口を開く。

「えーと、行くトコとか決めてる?」

「よく考えたらどんな所が好きだとか、まったく知らないから」

女の子は申し訳なさそうに首を振った。

「そんなの全然気にしなくていーのに!」

かはは、と笑うと女の子は、いやだってお礼だし。とごにょごにょ言った。これが出夢とかだったらイラッとくるんだけど、不思議とイライラしなかった。逆にきゅんとした。

「えーと、とりあえず自己紹介か。俺、零崎人識ってんだ!」

よろしく。と手を差し伸べれば女の子は、いーたんとか、いーちゃんって呼ばれてるから好きに呼んで。と言って手をとった。

「よろしく、いーたん!」

「よろしく・・・」

とりあえず、マクドにでも入って、これからどうするか決めようぜ!といーたんの手をとって歩き始めると、いーたんは軽く目を見開いたがとくになにも言わずについてきた。だから俺も気にしなかった、今俺が考えているのは、いかに今日を楽しく過ごすか、いーたんと仲良くなるか、だ。


(今日は俺が全部奢るから!と言ったら、それじゃお礼にならないと却下された)
楽しい休日の始まりだ!


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土曜日編おしまい。
日曜日に今日をふりかえります。笑
ぜろりんが、無自覚ですがKOIしてるっぽいですね。
わたし本当になにも考えずに書いてるんで展開どうしようかなあと、悩んでます←
まあなるようになりますね^^
最終的にはちゃんと零僕になれば嬉しい←

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