03/26の日記
02:01
病名はつまり/ロール
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「食べていいか?」
ボソッと真顔で呟いたローにルフィはきょとんとする。
「何を?」
「お前を」
何を当たり前のことを聞くのだとばかりにローは即答した。
「俺は食べ物じゃねーぞ」
困ったように言うルフィにローはニヤリと笑う。
「知ってる」
「それでも食べるのか?」
俺、仲間いるし痛いのはイヤだぞ。
ルフィの発言をローは鼻で笑いルフィに近づく。
「お前が美味そうだから悪いんだ、麦藁屋」
真剣な顔のローに思わずルフィは後ずさる。
「ロー、お前何か変なモン食ったのか?」
病気なんじゃねーの?
ルフィの言葉にローは少し考えて、そうかもなと呟いた。
「大丈夫か?」
ローの呟きにルフィは警戒心を忘れローに近づいたが、ローはそのチャンスを見逃さなかった。
「っロー!」
突然抱きしめられルフィは驚く。しかしローはチャンスとばかりにルフィとの距離を縮めて行った。
「お前が悪いんだ」
かぷ、
ローはそのままルフィの唇に噛みついた。ルフィは目を丸くしてローを見つめる。
「ロー?」
「何だ」
「今の…食べたのか?」
「あー、まあ、食べた」
「ふーん」
俺まじで食べられんのかと思ってビックリしたぞ!
ルフィはニカッと笑ってローを見つめる。
(ああ可愛いコイツが無防備なのが悪いんだ俺が悪いんじゃない)
そのままローは何も言わずにルフィに口付けた。深く長い口付けに耐えられなくなったルフィは、ローの胸元を叩き逃げだそうとする。しかしローはそれをしばらく無視してから唇を離した。
「っは、苦しいしぬ!」
主張するルフィの口元に垂れる、どちらのものかわからない唾液を見てローは薄く笑む。
「甘いな」
「は?」
「癖になる甘さだ」
ペロリとルフィの口元を舐め、ローは呟く。
「ロー」
しばらく黙っていたルフィが口を開いた。
「なんだ麦藁屋」
「今のが病気か?」
「……まあ、そうだな」
適当に言った一言を信じるルフィの素直さに、ローは一瞬不安になったが説明するのも面倒なので肯定すると、ルフィはふーんと少し考えてからローに抱きついた。
「麦藁屋?」
「なら俺もビョーキかもしれねえ!」
だってお前に食べられんのイヤじゃない!
ぎゅーとしがみつきながら叫ぶルフィにローは目眩がした。
(ああ、どうしてくれよう!)
病名はつまり…。
(恋の病)
END
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ロール初めて書いた。
とりあえずローがSUKIってことです^q^
二人とも馬鹿なんです!
ルフィは頭悪い馬鹿だけどそこがいっそ愛おしい←
ローは賢いんだけど言葉が足りないから馬鹿なのが可愛い←
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