崩壊

□パブロフの犬
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「…ノイ…トラ、誰か…来、る」
「何言ってんだ…まだ触ってもねェのに、こんな濡らしてよォ」
「…っ、く…」
「今放置されてテメエが我慢出来んのか?」

衣類越しに股間を膝で押し潰された。
ぐちゅりと湿った音が響き渡る、指摘通りまともに触られてもいないのに反応を示す性器、耳朶を甘噛みつつ低く囁かれ袴を下着共に脱がされては有無を言わさずとばかり上下に幹を扱かれ後孔が疼く。

無意識に腰を突き出す様にしてしまい、思考が歪む、細長い指先が移動
本来茂みのある筈のそこは以前の性交で綺麗に剃られ殆ど無毛に近く剃毛が行われた事は一目瞭然、中心に反り立つ赤黒い性器とのミスマッチが余計卑猥だ
その光景を眼下に捉えノイトラは満足そうに笑みを浮かべた。

「これじゃテメェが男に犯されて悦ぶ変態だってのがバレちまうなァ?仮に他所で見せる様な事があったら手足縛って犯した後、後ろからバイブ入れて放置してやるよ」
「…ぁ、…ッ嫌、だ…」
「…あ゙ァ?仕置き想像して感じてんのか?」


その通り、だ
与えられる加虐を想像するだけで興奮する
顔が紅潮し先走りにしては濃過ぎる体液が溢れ太腿を濡らしていく

誰が来るかも分からない
人目につく場所で下半身を露にして同性、それも自分より下級の相手に好きな様に虐ぶられ喜んでるなんて……

――堪らなかった。


指を咥え込んだがアナルがひくつき収縮を繰り返す

「…っひ…ノイ、トラ……も、う…」
「オネダリの仕方…教えたよなぁ?…ほら、言えよ…テメェは何が欲しいんだ?」
「…あ、…アンタ、の…」
「何だよ」
「…っ、…ッ…」
「…チッ、焦れってぇなァ!オイ」
「ふ、ゥ…ぁ……欲し、…ノイ、ト、ら…!」
「…チッ、今回はそれで勘弁してやるよ」
「…〜ッひ、ぐ…!」

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