崩壊

□悩内CLATHAS.中
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「……噛まれて感じたのか?」

ねっとりと耳に届く心地悪い声音、顎を指で固定されてウルキオラの絡み付く様な視線から逃れられない

いつも見せる、あの顔

豹変した様なウルキオラの姿、心なしか楽しそうに見えた。

体が奮えるのが分かる、恐怖心からとかそんなもんじゃない。熱く込み上げる感情の意味すら考えられない程に思考は停止状態だった。

喉仏に指が這ってくる、ゆっくりと力が加えられグリムジョーは苦しそうに眉根を寄せた、その姿を堪能する様に痛い程の視線を浴びせられ背筋を駆け巡る感覚に切なく睫毛を震わせ耐える姿はウルキオラ余計に煽るばかりだ。

「お前を壊したりはしない…」
「…ぐ、ッ…ぅ…ァ」

首筋についた歯形と痣の様な赤い絞め痕、満足気に指を離すと目許を緩め自分自身に言い聞かす様にウルキオラが柔らかい口調で囁く。
そんなウルキオラを睨みながらも、これからされるであろう事を思い身体に帯た熱は更に増した。

被虐性
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