孔雀

□sidestory※ただいま準備中本編進行後復活予定
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もっとも、小学校も高学年に上がる頃には顔を合わす事が殆どないほど母は仕事に没頭し、家を空けることが多かった為容れて貰える事はなくなってしまったが時々淋しい冬の日には一人で容れて飲んだりした。




中学に上がる頃にイギリスに住む祖母の家に言語留学で三ヶ月程行った際、薫り高い本格的な英国式の紅茶の煎れ方を教わってからは日本に帰ってからもTeaパックや市販の紅茶は買わなくなった。






「ふぅ…、」


一つ溜め息をついてAtelierの門をくぐる。

たった10分程歩いただけなのに、随分と躯が冷えてしまった。


らしくないな、と思った
此処に来てから随分前向きになったというか、あの家から解放されて
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