SS〜攻殻〜
□ゴールデンタイムラバー(SAC)
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細く細く、息を吐き出し。
武者震いとも、怯えともわからない震えを抑える。
パチパチと、千切れたコードから弾ける音が聞こえる。
「やるしかないんだ。」
もう、準備はできた。
共に駆け抜けてきたマテバを構える。
踏み出す。
早く、早く。
誰よりも早く。
瓦礫を踏み砕いて走れ。
こうしてみると世界もまだ、捨てたもんじゃない。
視界の後ろに流れていく景色。
硝煙と、瓦礫と、魂を焦がすような
むせ返るこの匂い。
走れ。
ただ1つだけ、の命令を繰り返す。
息が切れても、
倒れてしまいそうな身体。
走れ。
走れ。
戦場を駆け抜ける1つの弾のように。
ボーダーラインはいつだってその先にある。
あんたはいつだってその先にいるから。
『ゴールデンタイムラバー』を聞いて、急遽萌えた( ゚д゚)カッ
私の中のバトトグソングが決まってしまいました。
一度聞いてみてください。