テニスなお姫様もどき

□第6話 合宿練習1日目
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メンバーは荷物を置き、コートへ集合した。
これから練習が始まる。


由良「さて、これから練習を始めるのだけれどその前に、余り見慣れない子もいるので、まずは自己紹介しておきましょうか」


そう言って、由良は笑顔で自己紹介をする。


由良「私は月城由良です。一週間、宜しくお願いします」


梓「えー…、アタシは氷帝3年、坂本梓す。坂本さんとか呼ばれるのは、こそばゆいから、梓って呼んでください!」


続き、梓は元気良く、


澪菜「わたしは立海の3年、長澤澪菜です。よろしくお願いします」


恵「俺は氷帝の高等部2年、長澤恵です。因みに、澪菜の兄です。同じ名字でややこしいと思うので、出来れば下の名前で呼んでくれるかな」


澪菜と恵の兄妹は普通に、


夏希「鴨口夏希…」


夏希はぶっきらぼうに、それぞれ自己紹介をした。


由良「それでは、まずメンバーを五つのチームに分けましょう」


梓「え、五つって何で?」


由良「澪菜、梓、夏希、恵、それと私。
折角五人もいるのだから、五人で全員の練習を見るより、一人で数人を見る方が均等に目が届くでしょう」


梓「おぉ、確かに!
けど、どうやって分けるの?」


澪菜「だから、部屋割りで五部屋に分けたんだよね?」


由良「ええ、その通りよ」


梓「なーる。ん、でも、ケイゴは?」


全員が一人部屋の跡部を見る。


由良「跡部くんは元々、Cチームだったのだけれどね」


信夫「あぁ、僕の所だね。…じゃあ、僕と代わる?
でも、僕…」


恵「跡部くんは俺の部屋のチームに入りなよ。

俺はマネージャーやるから、うち人数少ないし」


跡部「そうですね。そうします」


梓「これで、解決だね」


恵「…ところで、朝から気になってたんだけど、氷帝って準レギュラーも来るって言ってなかった?」


梓「夏希が行くって言ったら、みんな拒否したんすよ」


向日「そうそう、夏希は怖いからな」
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