テニスなお姫様もどき

□第9話 トランプ大会
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澪菜「さっぱりしたね」


由良「そうね」


入浴後、四人は部屋でくつろいでいた。


澪菜「…あ、恵くんの部屋、行ってくるね」


夏希「あ、あたしも行く」


夏希と澪菜の二人は立ち上がった。


澪菜「二人はどうする?」


梓「うーん、どうしよ」


由良「私はいいわ。信夫と薫ちゃんの所に行ってみるわ」


梓「そだねぇ、アタシもそっちに行こうかな」


こうして、夏希と澪菜は客室Eへ梓と由良は客室Cに行くことになった。


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*客室E


夏希「恵さん、こんばんは」


恵「ああ、いらっしゃい」


恵は妹たちを笑顔で迎える。

そして、同室の四人も…。


仁王「おぉ、澪菜、よぅ来たの」


澪菜「あ、雅治くん。
こんばんは、お邪魔します」


澪菜は笑顔で挨拶する。


仁王「澪菜、風呂上がりみたいじゃな。いい匂いがするぜよ」


澪菜「え…、う、うん」


夏希が仁王の腹部を殴る。


夏希「キモいんだよ、変態!
失せろ」


恵「雅治…。
さすがに今のはちょっと我慢出来ないかな?」


仁王「…冗談ナリ」


澪菜「え、と……。
わたし、トランプ持ってきたんだ。みんなで一緒にやろうよ」


大石「ああ、それはいいね」


河村「うん、やろうやろう」


日吉「俺はいいです」


日吉は一人トランプをやるのを拒否した。


夏希「お前、空気読めよ」


日吉「興味ありませんからね」


夏希「別にお前がやろうがやるまいが構わねぇけど、何かムカつくな」


澪菜「夏希、残念だけど諦めよう」


夏希「別に残念じゃねぇ、断り方がムカつくだけだ。
つーか、日吉が参加しねぇだけで残念がるな」


澪菜「どうして残念がったらいけないの?」


夏希「じゃあどうして残念がる必要がある?」


澪菜の質問に夏希は質問で返した。
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