テニスなお姫様もどき

□第2話 合宿会議@
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しばらくして澪菜が『大丈夫』と、返事を返す。


澪菜「コンタクトがずれただけなの。大丈夫だから戻って」


日吉「……ええ、そうさせてもらいます」


そして、日吉は部室の中に戻る。
日吉には会議に参加する義務が無い為、別に戻る必要は無かったが、夏希等に一言文句を言わないと気が済まなかった。


夏希「もう戻ったのか」


日吉「コンタクトがずれただけみたいですよ」


夏希「……んなわけねぇだろ。澪菜はコンタクトしてねぇよ」


由良「……」


恵「夏希ちゃん……」


夏希「もう一度行ってこい!
日吉一人だと当てになんねぇから…、梓も一緒に行け」


梓「ラジャー!
ワカシ、行くゼ!」


日吉「は?」


梓は日吉を引き連れて部室を出る。


……。


恵「えーと…、夏希ちゃん。
澪菜はコンタクトしてるよ。
言ってなかった?」


夏希「え…あれ?」


由良「視力が落ちてきたのでコンタクトにすると以前言っていたでしょう」


夏希「あ、そうだ。忘れてた。
まぁ、いいか。
じゃあ、そろそろ会議始めないか」


由良「始めて、恵」


恵「俺ですか?」


由良「年長者でしょう」


恵「…分かりました。
じゃあ夏合宿についての会議を始めよう」


………。


恵「…それで合宿って、いつからいつまでですか?」


始めたはいいものの、何も知らない恵は由良に確認する。


由良「終業式の翌日から一週間よ」


恵「分かりました」


跡部「それで、長澤先輩。
参加するつもりですか?」


夏希「何だよ。
不都合なんて無いだろ。
恵さんが参加しねぇんだったら、あたしも止めるぞ」


跡部「それは好きにしな」


夏希「それは恵さんが参加することに対してか?あたしが止めることに対してか?」


跡部「勿論、後者に決まってんじゃねぇか。
てめぇが参加しようがしねぇが、俺様には関係ねぇ」


夏希「確かに関係ねぇが、何か腹立つ言い方だな」
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