テニスなお姫様もどき
□第6話 合宿練習1日目
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夏希「何だと!?」
夏希は梓と向日を追い回し始める。しかしそれが怖がられる原因だった。
澪菜「…それで、各チームの担当のマネージャーはどうするの?」
由良「そうね。ではあみだくじで決めましょう。恵は同じ部屋だし、Eチームで構わないわね」
由良は紙を取り出し、素早く線を引いていく。
そしてその結果…。
夏希はCチーム、梓はBチーム、澪菜はAチーム、由良はDチームの担当となった。
由良「信夫はどうするの?」
信夫「陸上の訓練にもなるし、ボクも練習に参加したいな」
切原「へぇ、お前陸上部なのか」
信夫「うん、そうだよ」
跡部「おい、お前ら、今から今後の説明するから、話を聞け。
朝は全員でランニング。その後チームに分かれ練習し、午後から練習試合とする。
それでは、まずはチームに分かれてミーティングをしろ」
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*Cチーム*
(夏希のチーム)
メンバー:夏希、忍足、鳳、海堂、切原、信夫。
夏希「鴨口夏希だ。よろしく」
忍足「夏希と一緒でめっさうれしいわ」
夏希「ハァ…。変態と一緒か…」
忍足「うわ、変態って、ごっつ傷つくわ」
夏希「勝手に傷ついてろ」
忍足「そんなつれないこと言わんといてや」
夏希「あ、お前こないだウチの学校に来てたよな」
夏希は見覚えのある顔を見つけ、向き直る。
切原「あ、そうっス」
夏希「切原…だっけか?」
忍足「無視はあかんで、無視は」
夏希「うぜぇ!!」
夏希は持っていたクリップボードで忍足を殴る。
信夫「えーっと、僕は月城信夫でーす。よろしくお願いします」
信夫はぺこりと軽くお辞儀をする。
信夫「何かこのチーム、二年生が多いよね」
夏希「確かに眼鏡以外は皆二年だな。由良のやつ、どういう分け方したんだか」