テニスなお姫様もどき
□第6話 合宿練習1日目
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梓は一瞬で越前の信用を失った。
梓「ぬぉ、失敬な…。できるよ!!」
越前「ふーん、あんまり期待しないでおくっス」
梓「何でよ」
柳「大丈夫だ。氷帝では、それなりに仕事をこなしている」
梓「ワンダフルな梓さんの仕事っぷりをそれなりになんて、どうかしてるヨ」
芥川「うん。あれでも頑張ってるんだよ」
梓「でしょ!
…ん?あれでも?」
芥川の言葉が引っ掛かる。
芥川「たまに失敗するけど、そこが梓らしいよ」
梓「えへへ、照れますなぁ。
それで、何を決めるって?」
菊丸「リーダーでしょ」
梓「うぉ、そっか。で、誰がいいかな?」
梓はうーん…と悩み、
梓「リーダーだから、強いヒトがやればいいんだよ」
と、提案した。
梓「うーん…、こん中だと、ヤナギ?」
桑原「んー、そうだろうな」
越前「それは聞き捨てなんないっスね」
越前が名乗りをあげる。
梓「おぉ、キミがやってくれるノカ」
越前「え」
梓「リーダーはリョーマ!
決定!」
半ば強引にリーダーが越前に決定した。
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*Aチーム*
(澪菜のチーム)
メンバー:澪菜、柳生、丸井、不二、向日、乾。
澪菜「これから一週間、よろしくお願いします」
柳生「よろしくお願いします」
澪菜「それで、さっきから何見てるの?向日くん」
向日はBチームの方をじっと見つめていた。
澪菜「もしかして、向こうのチームが良かったのかな?」
乾「向日は梓のことが好きなんだろう」
澪菜「え、梓が!?
そうなんだ…」
向日「わ、悪いかよ」
澪菜「ううん、悪くないよ。梓、可愛いもんね」
向日「ま、まぁな」
澪菜「わたしも梓のこと大好きだしね」
向日「言っとくけど、その好きじゃねぇからな」
澪菜「え!?
違う好きって…?」
乾「向日の好きというのは恋愛感情だな」