テニスなお姫様もどき
□第６話 合宿練習１日目
5ﾍﾟｰｼﾞ/7ﾍﾟｰｼﾞ
澪菜「恋愛…そ、そっか…」
丸井「お前、鈍すぎだろぃ」
澪菜「そうかも…。
そっか、でも確かに梓は可愛いし、優しくていい子だよね」
向日「お、おぅ」
澪菜「あ、そうだ。リーダーを決めなきゃならないんだ。誰かいないかな」
丸井「んー、こん中だと柳生とか？」
澪菜「うん、しっかりしてるし、結構向いてる気がする」
柳生「そ、そうですか？」
澪菜「お願いできるかな？」
柳生「ええ、私でよければ引き受けましょう」
割とすんなりとリーダーが決定した。
-----
*Ｄチーム*
（由良のチーム）
メンバー…由良、手塚、桃城、宍戸、樺地、真田。
由良「さて、チームのリーダーを決めましょうか。
私としては、手塚くんか真田くんが適任だと思うのだけれど…」
桃城「そっすね。俺もそう思うっス」
由良はふと考え、
由良「手塚くんに頼めるかしら」
と、手塚を推す。
真田「何故手塚なのだ？」
由良「ただ私が気安いからよ。問題があるのならば、他の子で構わないわ」
真田「む、そうか。問題無い」
由良「手塚くん、引き受けて貰えるかしら？」
手塚「分かった。引き受けよう」
由良「良かった。
それはともかく、あなたたちの新しいデータを取れることが楽しみで仕方がないわ。一週間宜しくね」
宍戸「データ…？」
桃城「由良先輩はデータを取ることが好きなんスよ」
由良「あら、心外ね。私がデータをとるのは青学の皆の為なのだけれど」
桃城「そ、そうっスよね」
宍戸「いや、今、楽しみって自分で言ったよな」
由良「青学の皆の為に力になれることが嬉しいということよ」
手塚「お前には感謝している」
由良「そう言って貰えると、甲斐が有るわね」
宍戸「何か、うちとは大違いだな。梓はデータとか取れねぇだろうな」
由良「そうでしょうね。そこが梓の可愛い所よ」
由良はそう言うが、宍戸には理解出来なかった。