テニスなお姫様もどき2
□第32話 眠れない夜
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芥川「むー…!」
下の芥川に大ダメージ。
梓「よーし、アタシも!」
澪菜の上に更に梓が倒れる。
芥川「むー……!」
芥川に更に大ダメージ。
由良「あらあら、このままだと芥川くんはぺしゃんこね」
澪菜「梓、ちょっと芥川くんが死んじゃうよ!」
梓「ダイジョウブだヨ!」
澪菜「大丈夫じゃな…」
芥川「ぐー……」
夏希「……アイツ、この状況でまだ寝てやがる」
夏希は芥川を少しだけ見直した(別の意味で…)。
夏希「……取りあえず恵さんだけでも救出しておこう」
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そして夏希によって救出された恵と澪菜(ついでに)は互いに謝り合う。
恵「……ごめん、色々と迷惑をかけたね」
澪菜「ううん…。こっちこそごめんね」
梓「うー、よかったよかったこれで仲直り」
由良「それでは解決したところで部屋に戻りましょうか」
澪菜「あ、わたしは鳳くんと忍足くんにも謝って来る」
梓「侑士とチョタロに?」
梓は虚を突かれた様に目を丸くする。
澪菜「うん。殴っちゃったからね」
夏希「……殴ったのかよ」
澪菜「あれから特に鳳くんに嫌われちゃったみたいなんだ」
梓「……えと、チョタロが澪菜を嫌いになるわけないジャン」
澪菜「え、でも…」
澪菜は昨日の事を思い出して、反芻する。
梓「……もう、澪菜はニブイなあ」
澪菜「へ?」
梓「ニブニブだよ!」
澪菜「二分二分?」
間違って伝わっているが、それに気付いていない梓はうんうんと頷く。
梓「澪菜はさ。レンアイとか、キョーミないわけ?」
澪菜「何で急にそういう話になるの…。
そういう梓こそ、好きな人いないの?」
澪菜は突然の話に動揺しながら、梓に問い返す。
梓「アタシ?」