はなし

□青と緑に光る
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2Pヴィルヘルム=ウィリアム
2Pシャルロット=エリィーゼ
となっております…






このお城の中はオバケ屋敷ならぬ罠屋敷だと思います。
トラップが仕掛けてありそうな場所には慎重に歩いて何もなかったり、逆に殺風景な小さな物置小屋にこんなところにトラップなどないと信じきり、みごとに落とし穴にはまってしまった。

ウィリアム様は本当に罠の天才です。

しかしわたくしやビレオ、ムウバまでに迷惑をかけてまでトラップを作る必要があるのでしょうか?
だいたいなぜ、自分の城内に罠をしかけるのか、と問いましたら、「いつ我やお前を狙う暗殺者が城内に入ってくるか分からないだろ」というわけらしいです。

でもその前にわたくしはこの罠のせいで命を落としそうです。



「また罠にはまってしまった…」
エリィーゼは小さく呟いた。
今のエリィーゼは天井から降って来た縄に逃げ遅れ、逆さずりになっている状態だ。

しばらくするとウィリアム様がやってきた。

「また罠に引っ掛かってるな、注意力の無い奴め、」

そういうとウィリアム様は慣れた手つきで足に絡まる縄をときました。
ふと、ウィリアム様が思い出したようにおっしゃったのです。

「メリークリスマス、エリィーゼ」

「あ、はい、メリークリスマス、ウィリアム様」

そういえば今日はクリスマスでした。

「ほら」

ウィリアム様はわたくしの手に小さな箱を乗せました。

「開けていいですか?」

「開けろ」

カサカサと開けて見れば指輪が入っていました。キラキラと緑と青に光る指輪です。

「有り難う御座います。嬉しいです、」

「そうだろう。」

とウィリアム様は満足そうに微笑みました。




「そういえば、ビレオが美味しそうな馳走を沢山作ってたんだ、きっとあれはクリスマススペシャルメニューだろうな……。よし早くビレオのところに行こう!」

「はい。」



ウィリアム様はまだまだお子様です。



☆☆☆
ヴィルシャル2P!

いやー…←
なんともいえない。
はっ!遅れながら、貰ってくれたお方様ありがとうございます!










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